2013年8月31日土曜日

丹後の旅1:京都市内

2013年の夏休みは、京都を起点に、丹後の沿岸を巡りました。

 

写真は龍安寺の池です。京都には出張で行くことは多いのですが、プライベートでは7年ぶり。龍安寺に行くのも初めてです。

東京発9時の新幹線で京都に向かいます。ちょっと早めの時間でしたが、名古屋を出た辺りで東京駅の地下で買ったお弁当を食べました。地下鉄烏丸線の今出川駅からバスに乗り換え。59系統に乗れば、龍安寺の山門近くまで連れて行ってもらえます。


五山送り火(8月16日)のすぐ後だったので、その跡をよく見ることが出来ました。ちょうど金閣寺の近くを通過中のバスから見えました。「左大文字」です。









龍安寺の山門です。
京都はかなり暑かったのですが、山門をくぐるとだいぶ涼しくなりました。
気温は35度を超えていたはずですが、コンクリ(アスファルト)の照り返しがなければ、けっこう大丈夫なようです。











すぐに見えてくるのが、大きな池(冒頭の写真)で睡蓮と蓮が咲いていました。








有名な龍安寺の石庭は、「方丈庭園」といい、方丈(本堂に相当)から眺める形になります。こちらがその入り口。一見モダンな建物にも思えましたが、1606年に建てられ、その後、現在地に移築された重要文化財。











 
はじめて訪れた龍安寺の石庭です。
暑さのあまり苔が茶色くなっていましたが、なかなかよい感じです。



国内の観光客が秋とか春の方が多いせいかもしれませんが、外国人の観光客が大勢いました。英語だけでなくイタリア語も聞こえたので、かなり幅広い地域から来ているみたいです。







全体像はこんな感じ。枯山水です。写真ではわかりにくいですが、石の周りの白砂は同心円上の模様がつけられています。石の数は15個。












石庭の手前には、石庭の模型も置かれていました。
視覚障害者のバリアフリー対応の為らしいです。

新しくデジカメを買ったのですが、「ジオラマ風」なんて面白機能がついていたので試してみました。要は上と下をぼかしてしまうだけなのですが、それなりに雰囲気がでました。
方丈の中は大広間になっています。石庭はここに面しています。
大広間の周りをめぐるように廊下を見学していきます。



石庭の反対側に当たる場所にあるのが、「知足の蹲踞(つくばい)」です。本来は、茶室(非公開)の入り口で、手を清めるためにあるそうです。中央の□を共有する形で「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)を表しているそうです。背後には池もありました(写真のものは複製品らしい)。
















方丈をでると、石庭(方丈庭園)の外側の土塀を見ることができます。菜種油で練ってつくったそうで、独特の風合いが出ています。












方丈を見学した後は、池(鏡容池)の周りを巡りました。手前に見えている2つの石は「水分石(みくまりいし)」と名付けられています。


正味1時間にも満たない駆け足の参拝でしたが、とても充実していました。バスに乗って、今度は出町柳駅方面を目指します。道路に出るとアスファルトの照り返しもあって、バスを待っている間、恐ろしく暑かったです。

バス(59系統)は鴨川の手前で、四条方面に曲がってしまうので、河原町今出川で下車、徒歩で鴨川をわたりました。物凄い暑さでしたが、水遊びをしている様子は涼しげです。











橋の上から、こちらの「大文字」を見ることが出来ました。















出町柳駅からは叡山電鉄に乗って鞍馬を目指します。駅には1両の可愛い電車も止まっていました。こちらは八瀬比叡山口に向かうものです。







今日乗るのは、こちら、鞍馬駅行きの展望電車「きらら」です。龍安寺からのバスが早かったので14時発に間に合いました。





2両編成の電車の車内は外向けに配置された展望シートがあったり、旅行気分が盛り上がる向かい合わせのシートがあったりしますが、全て自由席です。特別料金がかかるわけではなく、普通の運賃で乗車できる各駅停車です。





途中まではのどかな住宅地を進みます。途中の分岐点まではけっこう本数が多いようです(およそ8分おき)。








終点近くになると、電車は鬱蒼とした緑の中を走ります。終点はすっかり森の中、少し涼しいように感じました。

展望電車「キララ」です。2両編成のも紅葉色の電車です。窓が大きく、天井付近にも窓があるのが特徴です。








 鞍馬駅です。落ち着いた感じの和風の駅舎です。駅前はちょっとした広場(駐車場?)になっています。












駅を出た所に、昔の車両の先頭部分や、









鞍馬天狗のお面などがありました。ちょっと高尾山な雰囲気・・・(あれは高尾駅のホームだけど)。


駅を出たところには純和風のお土産物街が並んでいます。行ったときは猛暑のせいか、呼び込みなどはなく、静かな印象。名物の和菓子(牛若餅)を買いました。







さて、鞍馬寺の入り口はすぐです。山門の前で入山料を支払いました。一山がお寺なので、よくある拝観料というよりは、いかにも「入域」といった佇まい(サンマリノとか、そんな感じ)。



山門をくぐり抜けたところ。










気合のある人は、ここから15分の山道を上り、本堂に向かうことができます。












今回は、(京都市内よりは過ごしやすい感じだったとはいえ)猛暑もあって、ケーブルカーを使いました(寄付金100円)。写真は登った後の写真。宗教法人が運営する日本で唯一の「鉄道」らしいです。










とても短いものの、恐るべき急勾配でした。ちょっとマニアックな豆知識ですが、こちらのケーブルカーはゴムタイヤらしい(先代は普通のレールだったらしいけど)。

こちらケーブルカーの駅を出てすぐの所にある多宝塔です。













ここから歩いて本堂を目指します。
「麓では人懐っこいミミズに注意!」(ヒルのことらしい・・・)みたいなユニークなポスターがあったのですが、写真の通り、ケーブルカーの駅から本堂までの道は普通な感じです。


途中に祠もありました。

麓からの参道と合流しました。15分くらいの道のりらしいです。
機会があったらこちらも歩いてみたいです。

立派な石垣です。
本堂までは結構登ります。














振り返ると、とてもいい景色です。
暑いには暑いのですが、耐えられないほどではありませんでした。



ようやく本堂(本殿金堂)まで到達。 建物自体は比較的新しい印象です(再建らしい)。




本殿金堂の前の広場













虎です。









本殿金堂の後ろ側にある寺務所の前には、不思議なお庭がありました。
「三身一体の本尊」の1つ、護法魔王尊が鞍馬の山に降り立つの図(左)と、その乗り物(右)だそうです。





さらに、「護法魔王尊」が降り立ったという奥の院を目指します。ここからは山道です。


 マムシも出る、と書いてあったのですが、道としては比較的整備されていました。概ね歩きやすく、ハイキングには最適です。

途中にお堂がありました。

義経が鞍馬天狗と修行をした、という伝説に基づいて「義経の背比べ石」というのもありました。

こちらは不動堂です。池もあって、金魚が泳いでいました。

 ここから暫くは、木の根が浮きだした道もありました。
「木の根道」といって、牛若丸(義経)が天狗を相手に修行をしたという伝説があるそうです。

そしてここが、 奥の院魔王殿(拝殿)です。本殿の下は岩場です。現在の教えによれば「650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊」が祀られているそうです。











 拝殿の奥に本殿がありました。奇岩の上に建っています。大正年間の写真によれば、当時はこちらのみだったようです(現在の建物は再建らしい)。古くから天狗伝説のあった場所です。
拝殿の外は広場になっていて、ベンチが備え付けられていました。ここで参道で買った牛若餅をいただきました。 とてもおいしかったです。

 ここから600mほどの距離になりますが、貴船に向けてひたすら山を下っていきます。道は整備されていますが、かなりの急坂です。

途中、不思議な形をした木がありました。

かなりの道のりを覚悟していたのですが、意外とすんなりと貴船に到着。参拝も含めて、概ね2時間を見ていたのですが、ぴったりでした。
(鞍馬駅到着が14時半、貴船到着が16時半)











貴船川をわたります。早速、風流な川床が目に入りました。今夜は、清水の舞台から飛び降りるつもりで予約した(少し大げさ)川床料理を頂く予定なので、気分が盛り上がります。











貴船の界隈ですが、緑も濃く、かなり風流な街並みでした。渓流のおかげか、確かに結構涼しく、よい感じです。




本日夕ごはんをいただくお店に一声かけて(当初、貴船口駅まで迎えに来てもらう予定だったので)、周囲を散策します。まずは貴船神社・本宮に向かいました。










 参道です。赤い灯籠が並んでいて、風流です。
水の神様として知られる貴船神社(だから濁らずに「きふね」と読む)ですが、縁結びの神様としても歴史が長いこともあってか、境内はとても賑わっていました。

かなり並んでから参拝です。社殿は伝統建築の木造ですが、比較的新しい(2007年)そうです。


















水の神様らしく、おみくじも水に浮かべて占います。
個人的には、小さい時に、どこかの神社で「凶」を連続してひいてトラウマになってから(笑)、ずっとひいたことがないのだけれど・・・





 さて本宮にある舟型の石庭です。貴船川の石を使ってあるそうで、有名な庭師の作品で昭和40年につくられたそうです。




古い歴史を持つ鞍馬寺と貴船神社ですが、「新しい時代の青少年のニーズに応える」教義とした鞍馬寺に対して、こちらはソーシャルメディアで新しい時代に答えているようです。境内に「facebook, twitter, youtube」の三種の神器(?)の看板が立っているのには驚きました。さらにfree wifi対応らしいです。時代を先取りした両者、共にパワースポットとして賑わっています。







さて貴船川沿いを散策しながら上流に向かいました。


中宮にあたる結社で、古くから縁結びの神様として親しまれてきたそうです。社殿はかなり新しそうな感じでした。新しい木の社殿もよいものですが、あと数年すると味わいが出てくると思います。手前にあるのは貴船の山奥にあったという舟型石だそうです。

 途中、ひたすら川床が並びます。とても風流な趣です。

だいぶ時間もおしてきましたが、奥宮に到着。










境内はかなり広いです。


奥宮は、かつて貴船神社の本宮があった場所らしいです。

こちら、社殿の脇にある舟形石です。神社の創建の神話にかかわる「黄舟」が中に収められているという伝承があります。今も船乗り達から「船玉神」として信仰されているそうです。











今回、晩御飯をいただいたのは、貴船神社の前のこちらのお店。

貴船の川床はこんな感じ。川幅は狭いのでほぼ覆う形で、川床が並んでいます。席の端からはせせらぎをみることができ、そしてお店と反対側は山肌が見えて、とても風流です。こちらの店は、建物が貴船川側にあるので、川床とお店が一体化していていい感じでした。
料理は、アユの塩焼きやハモの梅肉添えなどを中心にした会席をいただきました。量は多くはありませんが、風流な中、とてもおいしくいただきました。
ちなみに席と席の間のこちらの木ですが、生えているのか!?と思い、お店の人に聞いてしまいましたが、木の枝だそうです。貴船川の水温が低いので、かなり長持ちするとのこと。
猛暑の京都でしたが、川床、本当に涼しくてよい感じでした。



帰りはすっかり暗くなっていました。貴船神社の灯籠もよい感じでした。



帰りは、貴船口駅まで送っていただきました。ここから叡山電車、バス、地下鉄と乗り継いで、四条のホテルまで帰りました。明日は丹後に向けて出発です。











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